こんにちは。
初めてのblogになりますので、山大の加工、型制作においてお客様からのアドバイスをもとに難加工でしたが製作完成までに至った事例をご紹介します。
お客様は大手工具メーカー様、パイプ曲げ加工に関するお問合せから始まりました。
詳細は以下のような形です。
・材料:アルミA6061 径φ26 肉厚t1.5mm 加工前全長寸法 約800mm 加工数50本
・加工:曲げ加工が4か所(ひねり有)+精度要のツブシ加工(穴あけ加工)
・内容:ⅰ両端にそれぞれに人間の唇状のツブシ加工(φ26mm×高さ9mm)
ⅱ反対側に同形状のツブシ加工径有(計26mm×高さ9mm×長さ50mm)
各部公差±0.2
ⅲツブシ部の穴部にφ6 2か所有(距離感公差±0.2)
なかなかの難加工です。。。
おそらく、10社に依頼しても実際に着手出来る会社は1社あるかないかではないでしょうか。
行程は以下のような形を取りました。
1工程目:パイプベンダー加工 → 3次元曲げ加工後に実寸法に切断
2工程目:プレス加工 ツブシ加工 → 型による加工
※ツブシ形状(人間の唇形状)φ26mm×高さ9mm×長さ60mm
中心2/3はヘミングツブシ
※ツブシ形状 反対側 同形状 φ26mm×高さ9mm×長さ50mm
中心2/3はヘミングツブシ
幸いにもツブシ型の設計段階で、お客様の知識とアドバイスを頂けたので社内で効果的に活用でき、結果的に設計図作成から型制作までの所要時間は通常かかるであろう時間をまで大幅に短縮出来たおかげで、受注から納品までの時間が1/3で終了出来ました。
パイプの複雑な曲げ形状でしたがお客様のお力添えもあり完璧に仕上げる事が出来ました。
ご協力ありがとうございました。